アザ
アザ治療とは
アザの種類は様々ですが、目立つ部分にあるアザや広範囲のアザは、心労や辛い悩みを抱える原因となります。アザは乳幼児からの早期治療が有効ですので、就学前の治療をおすすめします。
太田母斑、異所性蒙古斑(青アザ)
お尻の正中部にある蒙古斑は自然に消えることが多いのですが、この場所以外にある「異所性蒙古斑」は濃さによっては大人になっても消えないことがあります。また、お顔に出る「太田母斑」も消えません。
一般的には生まれた時からお顔半分(おでこ、目の周囲、頬にかけて)に見られますが、思春期以降に生じる「遅発性太田母斑」も比較的多いです。Qスイッチルビーレーザー治療がとても有効で、保険適応で治療できます。3ヶ月に1回のペースで3〜5回ほど照射します。
扁平母斑(茶アザ)
先天的に表皮のメラニン量が周囲の正常部位より多い、境界鮮明な扁平な茶アザ(ミルクコーヒー色)です。成人になって出現するものは遅発性扁平母斑(ベッカー母斑)と呼ばれ、肩から胸に片側性にあらわれ、色素の範囲と一致して毛が生えています。
青アザ同様にQスイッチルビーレーザーが保険適応ですが、再発率が高いので照射前には医師とよく相談する必要があります。
単純性血管腫
毛細血管の拡張により血液が停滞するため境界鮮明な赤色斑としてあらわれ、出生時より存在します。苺状血管腫のように盛り上がる事はありませんが自然に消えることはありません。
色素レーザーが保険適応です。3ヶ月に1回照射していきますが、治療回数は、色の濃さや部位によって異なります。
苺状血管腫
苺状血管腫生後数日から生じ、3〜6ヶ月の間に急速に隆起してきます。本当はこの時期に1〜2週間に1回ぐらい集中してレーザー治療することがおすすめです。「小学校にあがる頃には消えます」と医師から言われ、そのまま放置してきた人がほとんどであると思います。しかし実際にはちりめん状のシワシワした皮膚になり、あとで修正の手術が必要なこともあります。痕を残さないためには増大する前にレーザー治療をした方がいいのです。
治療は保険適応のレーザーは色素レーザーです。3ヶ月に1回しか保険適応にならないため、短期間に集中して照射する場合は保険適応外(自費診療)になります。
また、盛り上がっている苺状血管腫はロングパルスヤグレーザーがとても有効ですが残念ながらこちらも保険適応外治療です。
治療メニュー
Qスイッチルビーレーザー
青アザ、茶アザの保険適応のレーザーです。シミ、タトゥー除去(自費診療)などに使用するのと同じレーザーです。色素細胞のみを破壊することができ周囲の皮膚組織を痛めませんので傷跡を残すことなくアザ(青、茶)を消すことができます。
料金(税込) | 保険治療(3割負担の方で¥6,600〜¥13,000前後) ※アザの大きさによる |
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治療期間 | 3ヶ月に1回を3回〜5回 |
色素レーザー
血管腫内の異常血管内のヘモグロビンの赤い色に反応しその熱作用で血管をなくしていきます。血管の太さや深さによって治療成績が異なりますが、Vビームはパルス幅(レーザーの出ている時間、パルス幅を長くすると太い血管にも作用出来る)を変える事ができるのと冷却ガスが出るので、より強いパワー出力(エネルギー密度)で照射できます。
料金(税込) | 保険治療(3割負担の方で¥7,160〜¥28,000前後) ※アザの大きさによる |
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治療期間 | 3ヶ月に1回を複数回 |
ロングパルスヤグレーザー
ヤグレーザーは波長(1064nm)が長いので、深いところまでレーザー光が達することができます。また、パルス幅を変更することで様々な太さの血管に対応出来る血管専用のレーザーです。盛り上がっている苺状血管腫、老人性血管腫、毛細血管拡張症などに効果的です。
料金(税込) | 1ショット (5mm²) |
¥1,100 | 5cm²以内 | ¥11,000 |
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治療期間 | 6~8週ごとに2~3回 |