ピアスを付けたいのですが、ピアスで耳がただれた友達がいて迷っています。金属アレルギーとピアスについて教えてください。
A.アレルギーを起こしやすい金属と起こしにくい金属があります。樹脂製ピアスもひとつの方法です。
ピアスで金属アレルギーにならないためには、「アレルギーになりにくい金属や樹脂製の透明ピアスを選ぶ」、「ピアスを付けっぱなしにせずピアスもホールも清潔にしておく」、「かゆいと思ったときはそのピアスを付けない」ことが大切です。
ピアスの素材になる金属には、アレルギーを起こしにくいもの(〇)と起こしやすいもの(×)があります。チタン、プラチナ、ステンレス、金、銀、白金などは〇、ニッケル、クロム、真鍮(しんちゅう)、錫、亜鉛などは×です。
金属アレルギーは一度発症すると完治しないので、ピアスを選ぶ時はデザインだけでなく素材にも注意してください。気を付けたいのは、金メッキのピアスです。アレルギーを起こしやすいニッケルに金メッキしていることが多いので、できれば避けたいもの。どうしても付けたいときは、付けっぱなしにせず、ピアスも耳も清潔にしておくことが大事です。とくに夏は汗をかいて金属アレルギーが発症しやすくなるので、どんな素材のピアスでも清潔さを心がけてください。
「特定のピアスを付けるとかゆい」とか「ピアスホールのまわりが赤くなった」ときは、ピアスの使用を控えて様子を見ましょう。そのままピアスをし続けると膿んだり、ケロイドになってしまうこともあるので、気を付けてください。