子どもの頃から赤ら顔です。鼻のまわりがとくに赤く、冬は頬まで真っ赤になります。人前に出るのが恥ずかしくて・・・・・・。レーザーなどで治りますか?
A.レーザーやフォトフェイシャルで治療を行えば、赤ら顔の原因の血管が目立たなくなります。コラーゲンも再生され肌質の改善にもなります。
赤ら顔の多くは、表皮の下の毛細血管が拡張して血管が糸状に透けて見える毛細血管拡張症です。赤ら顔の治療には、フォトフェイシャル、ロングパルスYAGレーザー、色素レーザー、ポテンツァなどがあります。
フォトフェイシャルは、光線を照射して周囲の血管にゆっくりとダメージを与え、赤ら顔の原因となっている血管を見えないようにしていきます。赤ら顔の治療以外にも、フォトフェイシャルは、メラニンを治療する光線・コラーゲンを産生させる光線も照射するので、シミ・毛穴の開き・小じわ・ニキビ痕の改善や肌質改善などいくつかの効果を同時に期待できるのが特徴です。
ロングパルスYAGレーザー(ジェネシス)は血管に反応するレーザーで、赤みの軽減・肌質改善・毛穴開大の軽減などが可能です。レーザーが角質から表皮層に働きかけ、コラーゲンの生成を活発にするのが特徴です。フォトフェイシャル同様、照射時に痛みをあまり感じることはありません。
赤血球内の酸化ヘモグロビンの赤い色だけを選択して吸収し、その熱エネルギーによって毛細血管を縮小する色素レーザー(Vビーム)もあります。血管性の病変を治療するものですが、一週間程度、治療部位の色が黒くなるといった症状(紫斑)がでることがあります。
紫斑がでないくらいのパワーでVビームをお顔全体に照射し、赤みを改善させると同時にリジュビネーション効果を出すVフェイシャルという方法もあります。照射後一時的にむくみがでることがあります。
そのほか、RFニードルを用いた治療「ポテンツァ」があります。ポテンツァは毛細血管が存在する真皮層へ直接RFエネルギーを与えることで、赤ら顔の原因となる新生血管を抑制し、毛細血管拡張を改善させる治療方法です。