このサイトについて
皮膚の病気はとても身近ですが、診断が難しかったり治療法の選択が複数あるので迷うことが多いです。「虫に刺された」「化粧品を変えたらかぶれた」「放っておけば治る?」「薬局で買ったお薬で治るの?」「病院に行ったほうがいいの?」そういった時にどうしたらいいのか判断する材料が必要です。水虫だと思って市販の水虫の外用薬を使用して良くなるばかりかただれてしまうこともあります。帯状疱疹を湿疹だと思い放置すると帯状疱疹後の神経痛として痛みが残り、つらい後遺症になります。このように、中には悪化させてしまい、後遺症が残ることがあります。
また、「肌つやがいいね」とか「顔色が悪いね」とか、日常会話でよく使われるように、肌のきめや肌の色は健康のバロメーターになっています。私たちは人と対面した時、無意識に相手の皮膚の色や肌のきめや皺などに視線が行き、とっさに相手の健康状態を把握しています。ニキビの赤い色、しみの茶色い色、ほくろの黒い色、乾燥している、てかてかしている、皺が多いなどです。見た目の若い人は長生きすると言われています。皮膚を綺麗にして見た目を若々しくすることは、本当の意味でのアンチエイジングに結び付きます。本書には皮膚の病気だけではなく、美容についても多く取り上げています。
本サイトは、ワンランク上の皮膚科、形成外科診療を日々目指す理念のもとで診療している現場医師によるインタビュー形式で、よくある皮膚のトラブルと美容皮膚科の内容をQ&Aにしてわかりやすく解説しております。皮膚の病気になった時はもちろんのこと、一般的な知識として本サイトを利用していただけたら幸いです。
今井皮フ形成外科クリニック院長
今井 由典