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スタッフブログ

医師の澤田です。肌が乾燥する時期になってきました。

12月から2月は乾燥が一段と強くなります。年々湿度が低下しているので、肌の乾燥を強く感じる方も多いと思います。乾燥は肌のバリア機能を低下させ湿疹・肌荒れなどのトラブルを引き起こします。保湿は本当に大事です。今回はおすすめの保湿クリームをご紹介させていただきます。スタッフにも人気のゼオスキンのRCクリームです!

RCクリームはセラミドによる高い保湿力とバリア機能の改善、そのほかにもシアバター、スクワランといった保湿力の高い成分が配合されています。ゼオスキンシリーズで一番保湿力が高いクリームです。

さらに2種類のビタミンA誘導体(パルミチン酸レチノール、レチノール)が含まれています。パルミチン酸レチノールは紫外線によるお肌の老化を防いでくれます。安定性が高く肌への刺激も少ないため守りのビタミンAともいわれます。レチノールはターンオーバーの促進やコラーゲンの産生により肌のトーンアップやシワ予防の効果があります。

またZCORETMというゼオスキン独自の成分も含まれています。「真皮表皮接合部(DEJ)」という表皮と真皮間の酸素・栄養素及び老廃物の交換する役割を担っている部位があります。年齢とともにDEJが平坦化することがわかっています。このZCORETMDEJ の歪みを防ぎ、たるみを予防する効果があります。 

保湿しつつも光老化予防やくすみ・シワ改善、たるみ予防を備えた高機能クリームです!

さらにエアレスポンプにより中身が空気にふれて劣化したり不衛生にならないのもおすすめポイントです。

ぜひ使用してみてください。

RCクリーム50ml  15,400



医師の澤田です。エレクトロポレーションに新しい薬剤、TXAコンセントレイト5%が導入されました。

有効成分にトラネキサム酸5%、ナイアシンアミド10%、さらにビタミンE0.1%が含まれた濃縮美容液です。

肌は紫外線などでダメージをうけると活性酸素が発生しメラノサイトという色素細胞がシミや肝斑のもとであるメラニン色素を産生します。

トラネキサム酸はプラスミンやプロスタグランジンというメラノサイト活性化因子を阻害することでメラニン生成を抑制します。

ナイアシンアミドはメラノサイトがつくったメラニンを表皮細胞(ケラチノサイト)への受け渡しを防ぐことでシミを予防します。 この2つの成分が高濃度に配合されているTXAコンセントレイト5%は高い美白効果を発揮します。

美白剤として有名なハイドロキノンという塗り薬がありますが、美白効果が強い一方で刺激性もあり肌が弱い方には使えないこともあります。トラネキサム酸5%はハイドロキノン4%と同等のメラニン抑制効果が認められ、かつ肌への刺激も少ないです。

エレクトロポレーションは肌に微弱な電流をかけることにより美容成分の浸透率を高める施術になるので、肝斑や色素沈着が強い方は薬剤をTXAコンセントレイト5%に選択すると美白効果をより実感しやすくなると思います。

薬剤のみの販売もしておりますので、ホームケアに取り入れるのもおすすめですよ。

♢エレクトロポレーション(顔)でTXAコンセントレイト5%を使用 6,600円

♢TXAコンセントレイト5%(1本10ml)  8,800円



粉瘤の手術について

当院では粉瘤(ふんりゅう)の切除を行っています。

診察で「体にしこりができています」と相談をうけることがよくあります。

その中で一番多いのは皮脂などの垢がたまった袋が皮下にできる「粉瘤」です。

良性の皮膚腫瘍で頭や顔、腕など体の色んな場所にできます。

特徴としてコメドという黒い点があること、エコー検査を行うと下図のように皮膚の中に袋状の構造物がみえます。

           エコー検査画像
エコー検査

根本的な治療は皮下の袋ごとしっかり取り除くことです。袋が残ってしまうと再発します。

当院では形成外科の今井院長がすべての手術を担当しております。

炎症性粉瘤といって、粉瘤の袋に細菌感染がおこり赤く腫れて痛みがでることがあります。

この場合は袋を除去する手術はすぐにはできません。腫れが強いと炎症をおさえるために局所麻酔後にメスで切り込み(切開)をし、袋の中身を出して(排膿)きれいに洗浄することが必要になります。

抗生剤の内服も細菌感染を押さえるために重要です。

赤み・腫れがしっかり改善し、切開による傷も落ち着いてから再度手術の予定をくませていただきます。

粉瘤の手術をご希望の方はまず診察からとなります。予約制になりますので、クリニックにお問い合わせいただけますようお願い致します。

手術は今井院長が執刀しますが、診察は皮膚科医も行っていますよ。



シミ取りレーザー後のケアについて

医師の澤田です。紫外線の強かった夏が終わり、シミ治療の季節になりました 。今回はシミのレーザー治療後に気をつけることをご説明させていただきます。

 当院ではレーザー後1週間は化膿止めクリームを塗布して頂きます。日常生活に気を付けていただくことを書いた紙(下図)をお渡ししてますので、そちらを参考にしながら過ごしていただければと思います。

 痂疲(かさぶた)がとれてから徹底してほしいのはUVケアです。夏が過ぎたとはいえ、痂疲がとれた後の皮膚は薄く紫外線を通しやすい状態です。3~4時間毎に日焼け止めを塗り直しをしましょう。

次に大事なのは美白外用剤です。 レーザー治療後は炎症後色素沈着症といって、レーザーにより火傷状態になった肌の中でメラノサイトという細胞が活性化しメラニン色素を産生します。「レーザー治療後にまた茶色くなってしまいました!」と相談をうけますが、この炎症後色素沈着症が起きているためです。個人差はありますが半年~1年程度できれいになっていきます。                     

炎症後色素沈着症を予防し改善していくのが美白外用剤の役割です。当院ではビタミンC誘導体ハイドロキノンの塗り薬をご案内しています。毎日のUVケアと美白外用剤でシミ治療の結果に左右するのでしっかり対策をしましょう。摩擦でも色素沈着しやすいので保湿も大事ですよ。

♢ビタミンC誘導体(ICエッセンス)10ml 1,980円                                    ♢5%ハイドロキノンクリーム5g 2,200円                                                     



医師の澤田です。本日は老人性血管腫についてご説明させていただきます。

体に赤いほくろのようなものがでてきているとご相談をうけることがあります。数mm大の鮮やかな赤色の盛り上がりは老人性血管腫と診断できます。

毛細血管の増殖によるもので顔や体の色んな場所にできますが良性腫瘍であり治療の必要性はありません。ただ自然に消えることもありません。はっきりとした原因は不明ですが、加齢とともに増えるので老化も一因とされています。

顔や腕など目立つ場所に多発していると気になる方も多いと思います。実は老人性血管腫はレーザーで簡単に改善することができます! 当院ではロングパルスYAGレーザーという、周囲の皮膚を冷却しながら血管性病変のみ選択的に治療していくレーザーがあります。レーザー照射は数か所であれば数分もかからずに終了します。

レーザー終了後、血管腫は黒っぽくなり1~2ヵ月で消えていきます。多くの場合、1回程度で消失しますが、消えない場合は複数回レーザーが必要になることもあります。

 

♢1か所につき1100円 (別途麻酔料金1100円と自費再診料1650円あり)

ロングパルスヤグレーザーで綺麗にきえていることがわかりますね。レーザーによるトラブルはほとんどなく安心して治療をうけることができます。                                     老人性血管腫でも写真のように赤み・盛り上がりがはっきりしている場合は効果ありますが、1㎜にもみたず盛り上がりも乏しい場合は効果が乏しい場合があります。まずは診察させていただければと思います。ぜひご相談ください。

※まずは診察の予約をお願い致します。老人性血管腫かを診断し治療の流れについて説明、同意書をお渡しさせていただきます。診察2回目でレーザーの処置になります。レーザー2~3週間後の再診でレーザー部位の合併症がないか、血管腫が消えてきているか診察させていただきます。