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スタッフブログ

首のイボにエルビウムヤグレーザー

医師の澤田です。
首には加齢や摩擦、体質にともないアクロコルドンやスキンタグと呼ばれる茶色のイボが多数できます。
保険治療では液体窒素で焼いてとる方法もありますが、1回で取れないことが多く通院回数がかかります。また繰り返し焼くことにより色素沈着がイボよりも大きくなりやすいデメリットもあります。

当院では自費診療になりますが、エルビウムヤグレーザーでイボを除去することが可能です。
エルビウムヤグレーザーは周りの皮膚を極力温存しながらイボのみを蒸散するため、治療後の傷跡が目立ちにくく、赤みや色素沈着のリスクが少ないレーザーです。

当院スタッフの首にイボがあったのでエルビウムヤグレーザーで除去しました。



小さいイボであれば照射後の赤みはわずかで、翌日の方がもう少し腫れがでます。レーザー後1週間は化膿止めクリームを塗布していただきます。
もちろんエルビウムヤグレーザーも色素沈着のリスクはありますので、照射部位の紫外線対策は必須です。またビタミンCローション(ICローション)をレーザー部位の赤みに塗布していただくと抗酸化作用で色素沈着を予防でき、よりレーザー部位の跡がすくなくキレイになおります。
年齢とともに増える首のイボは自然にとれることはありませんので、是非レーザーできれいにしましょう。




当院では1回につきイボは20か所までの除去になります。1mmにつき1100円になります。
※別途、麻酔クリーム1100円 自費再診料1650円、化膿止め1100円がかかります。




治療ご希望の方は当院にご連絡をお願いいたします。当院では初回は診察のみ、次回からレーザー治療となりますので宜しくお願い致します。




医師の澤田です。

今日は毛細血管拡張症の色素レーザー(Vビームのことです)で改善している症例ご紹介します。
頬や鼻下に毛細血管が拡張した状態で皮膚から透けていることを毛細血管拡張症といいます。

色素レーザーはヘモグロビンの赤い色に選択的に吸収され、その熱エネルギーが熱伝導によって血管壁に拡散し血管壁を破壊することで血管病変を治療するレーザーです。毛細血管拡張症の治療に使われます。

今回の患者さんは頬に太めの毛細血管の拡張が肉眼的に確認できました。
1回のレーザーで毛細血管拡張が減っています。このように肉眼的に太めの毛細血管拡張がはっきりあると、色素レーザーの効果がでやすい印象があります。毛細血管拡張症は1回のレーザーではすべて改善しないので、まずは3~5回程度繰り返しましょう。

レーザー照射後は強く反応すると照射部位の赤みや赤紫色調変化、腫れがでることがあります。
また炎症後色素沈着といって照射部位が徐々に茶色くなってしまうことがあるのでUV対策必須です。場合によってはハイドロキノンという美白剤も塗っていただきます。

毛細血管拡張症のご相談は予約制になっております。ご希望の方はクリニックまでご連絡お願い致します。
(初診日は相談のみになります。レーザー照射はできませんのでご了承下さい。)

コレクチム軟膏

医師の澤田です。今日はコレクチム軟膏についてお話させていただきます。

コレクチム軟膏は皮膚のかゆみ・炎症を抑えるためアトピー性皮膚炎に適応があります。
アトピー性皮膚炎の患者さんは皮膚バリア機能が低下しており、ハウスダストや化学物質などのアレルギー物質により皮膚の炎症・かゆみを引き起こします。

アトピー性皮膚炎の治療3本柱は「薬物療法」「スキンケア」「悪化因子の除去(汗・ストレス・アレルゲン・紫外線等)」です。
薬物療法には外用薬(塗り薬)、内服薬、注射薬がありますが、アトピー性皮膚炎に一番大事なのは外用薬です。内服薬や注射薬を併用することはありますが、外用薬を治療から外すことはまずないです。

コレクチム軟膏は薬物療法の一つである「JAK(ジャック)阻害剤」という塗り薬です。アトピー性皮膚炎では炎症や痒みを引き起こす信号を免疫細胞に送る「JAK/STAT(ジャックスタット)経路」が過剰に働いており、コレクチム軟膏はその経路を抑えることで炎症・痒みを改善します。

1日2回患部に塗布して使用します。小児用・成人用がありとても使いやすい薬です。



アトピー性皮膚炎の治療で一番有名なのはステロイド外用薬かと思います。
ステロイド外用薬は長期間使用すると、皮膚萎縮といって皮膚が薄くなったり、毛細血管が拡張し皮膚の赤みが目立つことがあります。コレクチム軟膏はそういった副作用がないため長期使用ができます。

ただステロイドにはステロイドの良さもあります。コレクチム軟膏のみではアトピー性皮膚炎の症状悪化時には太刀打ちできないです。コレクチム軟膏はステロイド外用薬の強さ5段階のうち中間の強さと言われています。
ステロイド外用薬の副作用が目立ちすぎて使用を嫌がる患者さんもいらっしゃいますが、ステロイド外用薬とコレクチム軟膏を併用したり使い分けすることが治療においては大事ですよ。




手汗にはアポハイドローション

医師の澤田です。

徐々に暑くなり、汗に関するご相談が増えました。手の汗に困っている方も多いのではないでしょうか。手汗で紙がぬれてしまう、人に触れるのをためらってしまうなど日常生活に支障をきたしている方もいらっしゃると思います。
人に相談しづらい悩みだと思います。

明かな原因がないにもかかわらず日常生活に支障をきたしてしまう手汗を「原発性手掌多汗症」といいます。

治療には「アポハイド®ローション20%」という塗り薬があります。


手汗をかく仕組みは、体温が上昇するとその情報が脳をキャッチし、汗を出せ!という指令が交感神経に伝えられます。さらに交感神経からアセチルコリンという伝達物質が放出され、手にあるエクリン汗腺から汗がでます。

このアセチルコリンという伝達物質を抑えてくれるのが「アポハイド®ローション20%」です。

臨床試験では、発汗量が半分に減った患者さんの割合は使用開始1ヶ月で52%、3ヶ月で60%、4ヶ月で72%と有効性が確認されています。

使用方法は1日1回就寝前にお薬を5プッシュだして手のひらに均等に塗り広げます。お薬を塗ったまま就寝し、起床後に手を流水で洗います。お薬を塗布後は特に目や口などの顔、体に触れないようにしましょう。


保険適用3割負担で約710円程度となります。1本で約1週間分が目安です。
発売してから1年経過してない製剤になるため、2本までしか処方できない制限がありますので宜しくお願い致します。

医師の澤田です。徐々に日差しの強い日も増えてきました。
4月から紫外線量が増えますので、より一層紫外線対策は重要です。首や腕、足などの露出部位も忘れずに日焼け止めを塗りましょう!

今回は当院の日焼け止め「ICモイスチャーサンスクリーンEX」をご紹介させていただきます。

紫外線吸収剤不使用、ノンパラベン・ノンアルコール・無鉱物油・無香料で低刺激性の日焼け止めになっています。アトピー性皮膚炎の方にもお使いいただけます。

商品リニューアルによりPM2.5、ブルーライト、近赤外線、乾燥などの外的刺激から肌を保護する成分を配合。
さらにセラミド、プロテオグリカンなどの保湿成分も配合されているので、紫外線対策しつつお肌の乾燥を防いでくれます。

汗・水・皮脂に強いウォータープルーフタイプ、SPF50+、PA++++になっています。
アウトドアにも使えます!

現在、通常価格3,300円が2,310円とキャンペーンしていますので是非試してみてください。

しっかり紫外線対策するのであれば日焼け止めだけではなく日傘もしくは帽子も併用は必ずしましょう。特にクリニックで施術後やシミ治療中は必須です。