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スタッフブログ

粉瘤の手術について

当院では粉瘤(ふんりゅう)の切除を行っています。

診察で「体にしこりができています」と相談をうけることがよくあります。

その中で一番多いのは皮脂などの垢がたまった袋が皮下にできる「粉瘤」です。

良性の皮膚腫瘍で頭や顔、腕など体の色んな場所にできます。

特徴としてコメドという黒い点があること、エコー検査を行うと下図のように皮膚の中に袋状の構造物がみえます。

           エコー検査画像
エコー検査

根本的な治療は皮下の袋ごとしっかり取り除くことです。袋が残ってしまうと再発します。

当院では形成外科の今井院長がすべての手術を担当しております。

炎症性粉瘤といって、粉瘤の袋に細菌感染がおこり赤く腫れて痛みがでることがあります。

この場合は袋を除去する手術はすぐにはできません。腫れが強いと炎症をおさえるために局所麻酔後にメスで切り込み(切開)をし、袋の中身を出して(排膿)きれいに洗浄することが必要になります。

抗生剤の内服も細菌感染を押さえるために重要です。

赤み・腫れがしっかり改善し、切開による傷も落ち着いてから再度手術の予定をくませていただきます。

粉瘤の手術をご希望の方はまず診察からとなります。予約制になりますので、クリニックにお問い合わせいただけますようお願い致します。

手術は今井院長が執刀しますが、診察は皮膚科医も行っていますよ。