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スタッフブログ

アレルギー検査してみませんか?


医師の澤田です。外来に花粉症のお薬を求める患者さんが増えています。
花粉症のお薬(抗アレルギー薬)はたくさんありますが、私は眠気のすくないビラノア、デザレックスを処方することが多いです。効果の差が患者さんによって違うので、色々な種類を試してみるのがオススメです。

花粉症は目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどは有名なので自分で花粉症と診断されている方も多いですが、正確な診断はアレルギー検査になります。

花粉症は春のスギ・ヒノキが有名ですが、夏のカモガヤ・ハルガヤ(イネ科)、秋のブタクサ・ヨモギ、冬のスギなど実は年中花粉症の季節です。
スギ・ヒノキが最も多いですが、どの花粉症をもっているか人それぞれ。
花粉症を調べる検査にView39というアレルギー検査があり、採血で調べられます。

View39は花粉症だけでなく、ハウスダストや動物、食べ物など一度に39種類のアレルギーの有無を確認できます。(下記一覧が調べられます。)







下のような検査結果がもらえるのでアレルギーの有無だけでなく、アレルギーの強さを知ることもできます。







自分がどんなアレルギーをもっているかを知っておくことは大事です。ぜひこの機会に調べてみてくださいね。
♢保険適応です。3割負担で4300円前後

皮膚線維腫

医師の澤田です。

皮膚にできものがあると言われ診察させていただくと、よくみかけるのが皮膚線維腫です。褐色で、mmから2cm程度の大きさをしており、触ると硬くふれます。

真皮という部位に線維芽細胞と膠原線維(コラーゲン)が増生している良性の皮膚腫瘍です。

虫刺されや小さな傷の後できることが多いと言われています。体のどこにでもできますが、四肢に多いです。

治療法は手術のみです。(レーザーではとれません。)

良性であり、自覚症状もないことが多いので気にならなければ経過みていても大丈夫ですよ。

当院では形成外科の今井院長がすべての手術を担当しております。

まずは診察からになりますのでご希望の方はクリニックまでご予約をお願いします。

ケロイド

医師の澤田です。

今日はケロイドの治療例をご紹介します。

ケロイドとは手術やケガをきっかけに、皮膚の治癒過程で過剰な炎症を起こした結果、傷がもとの大きさ以上に盛り上がってしまう病気です。特に耳や、胸、肩にできやすいと言われています。

かゆみや痛みの症状に悩まされたり、見た目が目立つため精神的な負担を抱えている患者様もいらっしゃいます。


胸にできたケロイドの患者様をご紹介します。

ステロイドのテープと月1回のケナコルト注射(ステロイドの注射です)を行いました。ステロイドの抗炎症効果により赤みや盛り上がりが減っていきます。

1年近くかかっていますが、かなり平坦になり目立ちづらくなったと思います。ケロイド治療は時間かかりますが、根気よくやっていけばこのように改善していくこともありますよ。

 

シミを薄くする方法はレーザーやフォトフェイシャル以外にもあるのはご存知でしょうか。
シミ取りのレーザーではかさぶたが1週間ほどできるため、接客業の職種に就かれている患者さまには厳しいと言われることがあります。

またフォトフェイシャルは目立ったダウンタイムはありませんが月1回をまずは3~5回程度続けることをおススメしているため通院が必要になります。忙しい方にとっては続けられないことがあります。

そういった方でもできる方法にハイドロキノンとトレチノインの2つを塗る方法です。ハイドロキノンはシミのもとであるメラニン色素の生成を抑制し、トレチノインが皮膚のターンオーバー(肌の代謝)をはやめてメラニン色素を追い出していきます。


1日1回夜にシミに塗布していくことで数か月~1年でかなりシミが薄くなっていきますよ。肌が弱い方はハイドロキノンやトレチノインでかぶれたり赤みがでることもあります。また紫外線対策に気を付けないと逆にシミが濃くなるので注意しましょう。

当院ではじめて使う患者様は診察してからのお渡しになりますので、クリニックにお問い合わせをお願い致します。

ニキビ治療薬の塗り方のポイント

医師の澤田です。今回はニキビ治療薬の塗り方のポイントを説明させていただきます。

ニキビ治療薬としてエピデュオ、ディフェリン(アダパレン)、べピオがあり、これらはコメド治療薬ともいい、ニキビの原因である毛穴のつまりを改善しニキビを予防・改善していきます。

副作用に乾燥、かゆみ、赤み、灼熱感があり、特に使い始めたばかりの1ヶ月間は症状がでやすいといわれています。副作用により1ヶ月未満で中断した方は30%近くいることが調査でわかっています。

使用方法は夜、洗顔後に保湿などのスキンケアを一通りしたあとにニキビに塗りますが、副作用を減らす3つの大事なポイントをご紹介します。


1つ目のポイントとして塗り薬の量を1ヶ月かけて徐々に増やすことです。はじめは米粒大ぐらいの量から開始しましょう。数日間様子をみて大丈夫そうであれば、あずき大くらいに量を増やし1週間ほど継続して副作用がなければパール大の大きさで使用しましょう。1週間毎ごとに量をふやし、開始1ヶ月後にトラブルなければ指の第1関節分の量を顔全体に広げてください(目回りや唇などの粘膜、また傷口はさけましょう。)


2つ目のポイントとしては
塗った後にピリピリ感や痒みを感じて辛い場合は1520分後に洗い流してもOKです。洗い流した後も保湿を行いましょう。2週間やっても症状が改善しなければ他の薬剤を検討します。


3つ目のポイントとしては、乾燥症状が強い場合は保湿をニキビ治療薬の前後に塗る方法をためしてみましょう。夜洗顔後に保湿してからエピデュオ塗りますが、その後にまた保湿を塗るという方法です。薬が馴染んでからまた保湿をぬってみてください。日中も乾燥が気になる場合はこまめに保湿するのもとてもいいと思います。

にきび治療薬は一度でも副作用が強くでると、薬を使うことに抵抗がでてきます。塗りはじめが肝心です。ぜひ参考にして試してくださいね。